未来を変える 偉人の言葉 監修 和田孫博、塩瀬隆之

●はじめに

物事の見方は、

自分が「変えたい」と

思えば変えられる

ルフレッド・アドラー

 

●2章「決意」で未来を変える章~今より一歩前に踏み出すためには

視覚障害者と健常者の間には、超えられない一線があり ます。ただ、同じ“感覚”を共有しているのも確かです。 わたし達は想像力と勇気を分かち合うことで、“感覚”を 超越した“叡智” を手に入れることが出来るでしょう

ヘレン・アダムス・ケラー/アメリカ合衆国の教育家社会福祉活動家

 

●3章「寛容」 で未来を変える章〜リーダーとして生きていくためには 3章

他人と比較して

ものを考える習慣は、 致命的な習慣である

バートランド・ラッセル/イギリスの哲学者

 

●人に対して感じるあらゆるいらだちや

不快感は、自分自身を理解するのに

役立つことがある

カール・グスタフユング/スイスの精神科医・心理学者

 

●行いは俺のもの、

批判は他人のもの

私の知れた事ではない

動乱の幕末期に活躍した勝海舟戊辰戦争では 江戸幕府側の人間として西郷隆盛と話し合いを 行い江戸無血開城に貢献した。 幕臣でありなが ら、幕政批判や開国を唱え、数多くの批判を受 けたが、自分の行いとそれに対する他人の批判 を切り離して考えていたといわれる。原文「行 歳は我に存す毀誉は他人の主張、我に与から ず我関せずと存じ候。」

勝海舟/武士・政治家

 

●column 03

「本」を読み、 「旅」をせよ

多様性と包摂の時代と言われるが、組織が抱える課題は見せか けの多様性によって解決どころかより問題を複雑にする逆効果 になることも少なくない。 その失敗事例の多くは、受け入れた はずの「違い」に対する不寛容さによって引き起こされてしま 「違い」を排除することで解決を焦るも、違いがなければ それこそ、多様さは有名無実化して意味をなさない。無論、共 を強制せよというつもりではなく、より論理的にその「違い」 を理解し、受け止めるべきである。

正方形タイルをただ並べて一つ一つを交換するだけならば、も はや管理の意味をなさない。 ステンドグラスのように形も大き さも色も異なる一枚一枚のありのままの価値を見いだし、それ に見合う「居場所」を調和的に導き出す力が欠かせない。それ が、これからのリーダーに求められる素養の一つになる。

パスカルは、個性をより多く見いだすことこそ 「知性」によっ てもたらされると説いた。 ラッセルは、自分以外の「さまざま 「な外の世界」に興味をもつことが、違う意見に耳を傾ける一歩 だと考えた。 パスカルラッセルの教えを現代にとりいれるな ら、それは多様な知性にふれる読書と多様な外の世界と出会え る旅行が助けになるに違いない。

許すというのは簡単なようでいて、とても難しい。 寛容で未来 を変えるリーダーであるために、「本」を読み、「旅」をせよ。

塩瀬隆之

 

4章「挫折」 で未来を変える章~挫折・失敗を乗り越えるために 

"Nothing is impossible, the word

itself says "I'm possible"!

不可能なことなどないわ。 だって“不可能” という言葉が、 「私は、可能」 って言ってるじゃない!

オードリーヘップバーン/イギリス国籍 (ベルギー生まれスイス死没)の女優

 

●愛はお互いを

見つめ合うことではなく、

ともに同じ方向を

見つめることである。

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ/フランスの作家

●人生は経験しなければ

理解できない教訓の

連続である

ラルフ・ワルド・エマーソン/ アメリカ合衆国の思想家・哲学者

 

●学而不思則罔

 思而不学則殆

 

学びて思わざれば則ちくらし、

思いて学ばざれば則ち 殆し(あやうし)

孔子/中国の思想家・哲学者

 

●俺は、全力でバットを振る。

振り切る。デカい当たりを かっ飛ばそうが、大振りし ようが関係ない。俺は、ビッグに生きたいんだ

ジョージ・ハーマン・ルース・ ジュニア (ベーブ・ルース) / アメリカ合衆国のメジャーリーガー