いい努力  -山梨広一著-  (その2)

第3章 いい努力につながる時間術

    早く動いて「努力の効果」を最大化する

■ 動き方の基本

44.つねに仕事の「先」を行く

  ⇔締め切りを基準にして動く

45.「フロントローリング」を徹底する

  ⇔きつい仕事を「あと」にまわす

46.行動のすべてに「時間の枠」をはめる

  ⇔時間を決めずにおわりまでやる

■ 時間管理の具体的ノウハウ

47.ミーティングはムダを削り、密度濃く

  ⇔ミーティングを資料説明の場としてします

48.「打合せのシナリオ」を用意する

  ⇔まずは会ってみて考える

49.早く帰ることで「仕事の筋肉」を鍛える

  ⇔持久力に頼って長時間労働を続ける

50.1週間に1度、「流れ」を止める

  ⇔同じペースでひたすら働く

51.「関係ない事」にも時間をかける

  ⇔効率重視でムダをすべて排除する

52.時間ができるたびに「外」に出る

  ⇔社内でデスクワークばかり続ける

53.「カラフルなスケジュール」で動く

  ⇔代り映えしないスケジュールで行動する

第4章 いい努力を進化させる

    自分を成長させ続ける行動法

54.早さと速さ「スピード」を上げる

  ⇔ルーティンに時間をかける

55.要所に「早く強く」働きかける

  ⇔いろいろと気にしてもたもた頑張る

56.「仕事の設計図」をつくる

  ⇔先行きを見通すことなく個々の仕事を手掛けていく

57.「ヒドゥンアジェンダ(隠れた動機、裏目的)」を捨てる

    目的を単純化するには、ヒドゥンアジェンダを捨てる、腹をくくる

    あっちもこっちもうまくやりたい、というのが人情だが、

    一番大事な目的は何かを考えよう

    いったい自分は何にこだわっているのか、と自問して、

    捨てるべきものはなるべく早くなるべく多く

    捨ててしまうことが大事

  ⇔「裏目的」の達成に労力を費やす

58.正しい相手から正しい力を借りる

  ⇔力を貸さず、力を借りない

59.こだわりの部分をつくる

  ⇔すべてスムーズにすすめようとする

60.「2・4・8・16の法則」で未来を見据える

   つねに大きなクライアントを2社担当し、

   4つのプロジェクトをリードし、

   同時に8つの将来のプロジェクトについて

   クライアントと協議していて、

   さらには16くらいの将来テーマを議論していることを目指して

   自分の活動を計画・実行しなさいというもの

  ⇔「今の仕事」だけを過大視する

第5章 人と一緒にいい努力をする

    「最も大きな成果」を生み出す仕事術

■ チームの基本

61.チームで「生産性」を最大化する

  ⇔一人の力でできる範囲で努力する

61.「全員が向かう先」を明確に共有する

62.「フラットな関係」で働く

63.「ノームnorm」と「活動プラン」を書き出す

   チームでお互いいい仕事をするために

   前提として守る倫理観に近いツール

  ⇔暗黙の了解で仕事を進める

65.権威以外のもので人を導く

  ⇔肩書きで人を従わせる

66.大事なことは初動から「ハンズオン」で取り組む

   ここぞというときに、自ら手を動かして

   積極的に現場に関わっていく 

   フロントローディングで道筋をつけていく

   最も大事で、最も頭と気を遣う核心部分となる仕事は、

   つねにリーダーが直接行うという覚悟を持つべき。

  ⇔あとから本腰を入れて関わっていく

67.すべての会議を有意義な時間に変える

68.コミットメントの低いメンバーを戦力化する

  ⇔やる気のないメンバーを切り捨てる

69.議論は紛糾しなければならない

  ⇔すんなり提案を通すことに尽力する

70.「どんな変化が起こるのか」まで突き詰める

  ⇔具体的な行動が見えない提案にとどまる

71.みんなの力で議論を進化させる

  ⇔賛否を判断するだけの会議にしてしまう

72.間違っても「ユニークなこと」を発言する

  ⇔間違うことを恐れて人と同じことを発言する

73.「結論」をはっきりさせる

  ⇔結論を確認、共有しない

74.議事録で「次の行動」をつくる

  ⇔「べた起こし」で記録をつくる

75.「変える」を重ねていく

  ⇔何の変化も起こさない