いい努力 -山梨広一著ー (その1)
「いい努力」とは何か、7つのポイントがある
- 「成果」につながるもの
- 「目的」が明確なもの
- 「時間軸」を明確に意識しているもの
- 「生産性」が高いもの
- 「充実感」を伴うもの
- 「成功パターン」が得られるもの
- 「成長」を伴うもの
第1章 努力の質を変える
■ マインドセットの「壁」を破る
1.つねに現状からの「変化」を目指す
⇔つねに「否定」から入る
2.「環境×意志×性格」を最大化する
⇔与えられた環境に甘んじて努力する
3.「時間=努力」の錯覚から抜け出す
⇔「残業=努力」と思い込んで働く
4.仕事がはみ出しても時間を切る
⇔とにかく終わるまで働く
5.「残業=機会損失」と考える
⇔つねに細部まで100点を目指す
6.「自分の仕事」を定義する
⇔目の前の仕事に没頭する
7.「高い目標」を設定する
⇔「できそうなこと」に終始する
■環境の壁を破る
8.上司の壁を見極める
9.レバレッジで組織の壁を越える
自分や自部門だけで頑張る
10.「ルーティン化」に陥らない
11.「煩雑な手続き」の壁を乗り越える
⇔プロトコル至上主義に屈する
12.「評価」の壁を知り、変えていく
13.「アンダーコントロール:管理できている状態」を増やす
⇔多くの壁に囲まれて自由度を失っていく
■ 行動変革のポイント
14.遠くの大きなゴールを目指す
⇔目先のものに全力疾走し続ける
15.「アウトカム志向:この時間でこの行動でどんな成果が出るか」を持つ
⇔アウトプットに満足する
16.「人に頼むことも責任」と考える
⇔最初から最後まで自分だけでやる
17.まずは「手ぶら」で話をする
⇔「とりあえず」書類をつくる
情報共有=とりあえずの書類、ではない。
意図・目的を明確にしないまま資料を作ったところで
重要なことが抜け落ちている可能性がある
18.「考える時間」をつくる
19.つねに「フロントローディング」する
⇔努力を後出しする
20.面倒でも「チームプレー」を心がける
⇔一人の仕事に没頭する
21.「リスク」を取る
⇔誰からもよく思われようとする
22.「最も得意なこと」を磨く
23.頭と身体の「フットワーク」を軽くする
⇔つねに地道に確実に・・・動きが遅い
第2章 いい努力を生み出す思考法
「次の行動」をクリアにする考え方
■ 目的と課題
24.「目的」の真意を正確につかむ
⇔「指示=目的」と表面的に捉えて動く
25.「境界条件」を広げる
やっていいこと、とやってはいけないこと、の境界
⇔「やってい範囲」で取り組む
26.「目的」と「境界条件」を共有する
⇔わかりあっている「つもり」で進める
27.動く前に「課題」を見出す
⇔的を見ないで矢を放つ
28.自分の判断で「重要な課題」に絞り込む
⇔すべての課題に取り組もうとする
■ 洞察と仮説
29.「情報」は7割集める
⇔できる限り情報をを集める
30.様々な立場から情報を「洞察」する
⇔人と同じ考えにとどまる
31.洞察から「仮説」を組み立てる
⇔いつまでも「自分なりの答え」を持とうとしない
32.「ユニークな仮説」をつくる
⇔無難な通説にしがみつく
33.書いて話して、「仮説」を「強化」する
⇔仮説を一人で抱え込む
34.仮説を「数字」で検証する
35.仮説を「進化」させ続ける
⇔一気に結論を出そうとする
■思考の要諦
36.「いちばん効くレバー」を引く
⇔手近でできることに力を注ぐ
37.仕事の「答え」をつねに持っておく
⇔その場その場で考える
38・「ためらい」を捨て、判断する
⇔時間切れで結論を出す
39.「頭の中」を人の目にさらす
⇔思考プロセスを隠す
40.「具体的なアイデア」を足で生み出す
⇔机の前だけでアイデアをひねりだそうと頑張る
41.決まってから、もう一度考える
⇔一度結論が出たら、思考を止める
42.Why、What、Howを5回繰り返す
⇔表層的な考えを結論としてしまう
43.「他の人の考え」に対して自分を開く
⇔他の人の意見を自分なりに解釈する
以下、次のブログに続く