世界標準の自己肯定感の育て方  船津徹著

副題:失敗に負けない「強い心」が身につく

 

[本から気づかされたこと]

・急激に変化する社会環境の中でどうやって子供を育てればいいのか、

 多くの親がわからなくなっている。

 しかし、社会がどう変わろうとも子育てで本当に必要なことは

 「少しだけ」のこと。それが、「自己肯定感」

・「自分は愛され受け入れられている」「自分はできる」

 「うまくいかなくても受け入れてくれる人がいる」

 「失敗しても愛してくれる人がいる」

 という確信、自信、安心感ほど、子供に尊厳と勇気を与え、

 行動を前向きにしてくれるものはない。

・自己肯定感とチャレンジ精神・レジリエンスの関係

 ①「自己実現

 ② ①に必要なもの=「勉強」「習い事」「人間関係」

 ③ ②に必要なもの=「チャレンジ精神」「レジリエンス

 ④ ③に必要なもの=「自己肯定感」

・「レジリエンス」とは、「失敗や挫折など、強いストレスに直面した際

 の逆境力、回復力、跳ね返す力、折れない心」という意味。

 曲がらない強さではなく、曲がってもすぐに戻るしなやかな抵抗力であり、

 失敗や挫折をバネに大きく成長していける力

ユダヤ流の「引き出す子育て」が自己肯定感を高める

 (参考)

  ユダヤ人の占める割合

   人口=0.2%/世界人口

   大富豪数=35%

    マークザッカ―バーグ(facebook

            ラリーペイジ(google

    ハワードシュルツ(starback coffee)など   

   ノーベル賞受賞者数=20%(170人)

   アカデミー賞受賞者数=37%

   ピューリッツァー賞受賞者数=51%

   ケネディセンター名誉賞受賞者数=26%

   アイビーリーグ生数=21%

 ・ユダヤ人が大切にしてきた教えとは・・・

 繰り返される迫害の中を「流浪の民」として生き抜いてきたユダヤ人が

 大切にしてきたのは、

 「人に盗まれることのない知識/頭脳」

 「世代をつなぐ子ども」である。

 1)個性を大切にすること

 2)自分の得意分野で優越するように努めること

 3)全人格を向上させること

 4)想像力を養うこと

 5)生涯を通じて学ぶこと

 この5つは、自己肯定感を育てるプロセスそのものだ。

ユダヤ人は「世の中をよくするために勉強するんだ」と

 子どもに学ぶことの目的を教え、高い志を持たせる。

 強制する、与えるのではなく、

 子どもの好奇心や情熱を引き出すことに注力している。

・学校から帰ってきた子どもへの質問

 「今日は何を勉強したの?」・・・多くの親

 「今日は何を質問したの?」・・・ユダヤ人の親

  →能動的な学習態度が育つ

ユダヤ人家庭では、

 学校で学んできたことを両親の前で講義する習慣がある。

  →人に教えることで自分の考えがまとまり、深く理解することができる。