天風成功金言 至言100選 中村天風成功手帳より

君に成功を贈る の巻末にある
中村天風 成功手帳
天風成功金言 至言100選 より

●目にふれるすべての物は一切合財すべて人間の心のなかの思考から生みだされる。

●人生は心一つの置きどころ。人間の心で行う思い方、考え方が人生の一切を良くも悪くもする。

●人間は進化と向上という、偉大で尊厳な宇宙法則を実現化するために、この世に生まれてきたのである。

●人間の心は、人生の一切をよりよく建設する力があると同時に、また人生をより悪く破壊する力もある。

●自分の人生を建設せんとする意気込みが、やがて世界中の人間の人生を建設することになる。

●真理は足元にある。

●健康や運命に関係なく、いつも元気でいられるのが人間である。

●人間の力でどうにもしようがない運命というものはそう沢山あるものではない。

●運命には二種類ある。どうにもしようのない運命を天命と言い、人間の力でうち開くことのできるものを宿命と言う。

●人生を光明あらしめんがためには、第に宿命を統制し、天命に安住することである。

●人間は、健康でも、運命でも、それをだんぜん乗り越えていくところに、生命の価値がある。
●広大無辺の大宇宙よりも更に心は大きい。

●運命に対しても、健康に対しても、あくまでも自己に絶対の責任がある。

●人生はどこまでも生かされる人生であっちゃいけない。生きる人生でなきゃいけない。

●一日の人生に生きるときに、お互いに勇気づける言葉、喜びをわかちあう言葉、聞いても何となく嬉しい言葉を言い合おう。

●理想は、その人を偉大にも、はたまた、きわめて価値なくもする原動力をもっている。

●「百害あって一利なし」というのが取り越し苦労。

●ほんとうに楽しいときには、楽しいなんて気持ちは湧かないで楽しい

●意志の強いっていうのと、強情っぱりとを同じにしてはいけない。

●二度と生まれることのできない人生の刹那刹那は、自分というものがいつも完全な主人公でなければならない。

●欲望には苦しい欲望と、楽しい欲望の二色ある。

●「ああなったらいいな」という念願だけを心に炎と燃やさないで、もうすでに成就した気持ちや姿を自分の心に描け。

●簡単に得たものは失い易い。

●筆を洗った真っ黒なコップの水も、水道の蛇口のところに置いて、ポタリポタリと水を落とせば、
一晩のうちにきれいになってしまう。

●事業をしている人、その心に信念があるか。
●たとえ事業がうまくいかない時でも、間違いがあったのを天が教えてくれていると考えなさい。

●事業をしている人、世のために貢献するというのが、最後の目的であるか。

●どこまでもまず人間をつくれ。それから後が経営であり、あるいはまた事業である。

●事業に成功するには、自分の欲望から離れて何かを考え、その通りに実行することである。

●その道はその道を知った者から説かせることが一番いい。

●恵まれた幸運にいい気になって、自己研磨を怠ってはだめだ。

●自分の心の中に少しでも消極的なものを感じたならば、断然それを追い出してしまわなければならない。

●自分の使っている言葉によって、自分の気持ちが非常に鼓舞奨励されたり、あるいはスポイルされたりする。

●鏡に曇りがあれば、物は完全に映らない。

●恐ろしいと思っているのは、自分の心なのだ。

●蒔いたとおり、花が咲く。

●感謝に値するものがないのではない。感謝に値するものを、気がつかないでいるのだ。

●楽しいという心のあるときには、辛い、苦しいという心は同居しない。

●自分の腹が痛いのを、隣のおばさんの腹が痛いように感じなさい。

●太陽の光線は、美人の顔も照らせば、犬の糞も照らしているぜ。

●恐怖の世界に生きることほど、値打ちのないことはない。

●自己は心の主人である。

●鉛は鉛、金は金。鉛に金メッキして、俺は金だというような顔をしなさんな。

●気の弱い人が病にかかるとどうしても長引く。

●暗かったら窓を開ける。 光がさしてくる。

●ジンクス、易、縁起、そのほか迷信的な行為をする人は、自分に消極的な暗示をかけている。

●理想の中に描く絵は、もう確実に現実化したものであらしめなければいけない。

●「暑いなぁ〜、やりきれないな」でなく「暑いなぁ〜、よけい元気がでるな」と言いなさい。

●安っぽい見切りを自分につけないこと。

●人の心はその人をつくりもし、また、壊しもする。

●積極ということは、よほど注意を慎重にしないと、えてして制約のない楽天主義になる。

●大山鳴動し来るとも、ニッコリ笑っていられるような心の強い人間が欲しい。

●どんなに毛のはえているで心臓であろうと、大食いな胃であろうと、あやつり人形と同じである。

●仮にも「できません」 「うまくいきません」「駄目だ」とか言わないこと。

●勇気というものは、人生を統一する一切の基礎なのだ。

●生きがいのある人生に生きようとするならば、何よりも一番戒めなければならないのは心配や悲観である。

●自分が心配、怖れたりしている時、「いや、これは心の本当の思い方、考え方じゃない」と気付きなさい。

●どんな些細なことでも感謝を先にして喜びで迎えたなら、黄花咲くる喜びの世界になる。

●水源のない川はない。

●人生とは、自己の命に喜びをできるだけ多く味わわせるようにするところに、本当の生きがいがある。

●花の咲いている根元にこのきれいな花を咲かせる養分がある。

●現在の人生はたった今から、できるかぎり完全な状態で生かさなければならない。

●心の態度が積極的になると、心の力が不可能を可能に逆転せしめる。

●良いことはまねしなさい。

●金持ちみんな幸福か。

●モデルが完全であってこそ、作品も完全なものができる。

●今日一日、怒らず、 怖れず 恋しまず。

●心に犬小屋みたいな設計を描いて、 宏壮な邸宅などできるはずがない。

●嬉しい、楽しい、有難いという言葉を言った時には、なんとも言えない快さを、その気持ちの上に感じる。

●いかなる種類の享楽にせよ、絶対に他の人の幸福を妨げるものであってはいけない。

●自分で考えて考えきれないことはするな。

●生きることの努力のみに追われ、生活の中の情味を味わわないと、真の生きがいというものを感じない。

●信念の力というものは、諸事万事を完全にする、根本的な要素である。

●神社でも、寺でも、みんな人間が建てている。

●心というものは、熟練した技師が手足の動かすように精巧な機械を動かすように使わなければいけない。

●毎晩寝がけに、私はこう言っている。「今日、本当にありがとうございました。本当にうれしく、ありがたく、これから休ませていただきます」。

●具合の悪いときに具合が悪いと言ったら治るか?

●この世の中は、苦しいものでも悩ましいものでもない。本質的に楽しい、うれしい、そして調和した美しい世界なのである。

●何かしら不都合や不満を感じる場合があるならば、そういう方面から考えないで、それが完全に成った姿を自分の心に描きなさい。

●どうせ死んでしまうんなら、笑って暮らすが得か、泣いて暮らすが得か。

●できないこともやってみるという気持ちが継続されると、一つの理想になる。

● 持たなくてもいい重い荷物を、だれに頼まれもしないのに一生懸命ぶらさげていないか。

●いいがいいと感謝しないんだから、悪いときには余計に悪くなる。

●初一念を貫徹する強い心が成功させる。

●朝起きると、まず第一にニッコリ笑って、「今日一日、この笑顔を崩すまい!」と自分に約束する。

●さびついた車は、油を注いでも回らない。まず、さびを取ることである。

●人間の欲望というものは絶対に捨てることはできない。

●腕に自信のある船乗りは、静かな海より、荒波を乗り切る航海のほうが張り合いがある。

●何を志すにも自己向上を目的とし、しかも自他の幸福のためという広い意味を忘れてはいけない。

●酸いも甘いも噛み分けているはずの年配者の方が悟りが遅い。 余計なこだわりが多くあるためである。

●どんなときにでも本心良心に悖った言葉や行いは断然しないこと

●言葉には、人生を左右する力がある。この自覚こそ人生を勝利に導く最良の武器である。

●お互いに勇気づける、喜びを分かち合う言葉を使えば、この世はもっともっと美しい平和な世界になる。

歓喜の世界に悲哀はなく、感謝の世界に不満はない。

●何事においてもその時の積極的な心の態度が、成功を生みだすことになる。

●できる人とできていない人との相違は、要らない事に全然心を脅かされているかどうかである。

●鉄なお断つべき正宗の名刀といえども、手入れをしなければ錆び落ちる。

●できるだけ積極的な人と交わりなさい。

●病は、忘れることによって治る。

●紙に一本の線を引くにも、丸を描くにも心の在り方如何ですぐ乱れがきてしまう。

 完!!

君に成功を贈る 天風師著

君に 成功を贈る

HERE IS A TICKET TO SUCCESS NAKAMURA TEMPU

中村天風

日本経営合理化協会出版局

はしがき

幸福な人生をつくる

他人に好かれる人になりなさい

●出世成功する人は、誰からも好かれる人である ●あまり好き嫌いのないようにしてごらん ●嫌いな相手には、つとめて親切にしてごらん

自分のことをするときと同じ気持ちで、 他人のことをしてあげてごらん 8

●何をする場合でも、 現在恵まれていることに感謝しなさい

つつましやかに感謝の念をもって生きるようになったら、 どれだけ人生のスケールが大きくなるかわからない

30

・自分自身を自分自身が磨かない限り、

自分というものは本当にえらくならない3

天風師 言葉のパワーをかみしめる  松本幸夫著

「言葉は人生を左右する力がある」・・・天風師の自覚

  1. 私は、自分の命の正体は、肉体でも、心でもないと

    信念していますから、全然びくともしませんよ。

    人間は、心や体に使われるべきではなく、

    心と体をりっぱに使いこなさなければならない。

    それが本当の完全な人間なのだ。

  2. 正しいことをしている人間に、

    正しからざる出来事の生ずるはずはない。

  3. 人間の欲望というものは、

    絶対に捨てることはできないのであります。

  4. すべての波動は、

    永久にこの世にゾンザイしているんだ。

  5. 言葉はねえ、言霊というのが本当なのよ。

    言葉というものは魂から出てくる叫びなんだから。

  6. 心が無限大だというのは、

    宇宙エネルギーに通じているからなんだ。

  7. この世の中にね、人間のすることなすことに
    不思議ということがあろうはずがないんですよ。 
  8. 第六感以上の精神力が出てくると、
    その人の生命全体からオーラの力が非常に旺盛に出てくるようになるんだ。
  9. 想像力を応用して、

    心に絶えず念願することを映像化して描くことによって、

    信念というものがカッコなものになるんです。

  10. あなた方の心の中の考え方や思い方が、

    あなたたちを現在あるがごとき

    あなた方にしているのであります。

  11. 決して人間、この世に偶然に生まれたんじゃありゃしない。
    一人ひとり人間として生まれた者は、それぞれ造物主の意図によってつくられた。
  12. 神、仏というのは、人格視すべきものでもなけりゃ、
    また、特定された物質でもないんであります。
    はっきり言うと、「宇宙の根本主体」のことを神というんです。
  13. 感謝本位の生活を現実にするために、
    常に正直と親切とを心的生活のモットーとし、
    また、自己の心を、いつも愉快な気持ちで持続するように努力することである。
    これを「三行の実践」という。
  14. 多く言うまでもなく、万物には真の破壊滅亡ということはない。
    ただあるのは、変化のみである。
  15. いかなる場合にも自然法則を無視して生活することを許さず。
  16. もっともっと人生を楽しまなければもったいないですよ。
  17. あらゆる力というものは、
    それが何の種類であると問わず、すべて「気」というものから生まれる。

感動の創造 中村天風の言葉 平野秀典著

Live the best yourself

感動Producerが解き明かす「人生」という舞台、で天風哲学の真髄を活かす知恵

 

著書に引用されていた天風師の言葉を書き出してみた

 

■Proⅼogue 巨人の肩の上に乗って

・「欲を捨てることはできない。

  捨てようとすること自体が欲だから。

  楽しい欲をどんどん燃やせ。

  人の喜びを我が心の喜びとすることが、

  最も尊い欲だ。」  『盛大な人生』

・「感謝と歓喜の感情は、

  我々の運命や、健康や、成功などを建設し、

  または成就してくれる、力の流れを、

  命の中に導き入れ、

  人生を輝かしく光明化する。」  『盛大な人生』

■第1章 真善美 (ヒーローのテーマ)

・「私の心には、どんな場合にも、

  ”真””善””美”以外のものは、

  考えさせないようにしている。」  『運命を拓く』

  真=「誠」、善=「愛情」、美=「調和」

  (著者より)

  二度と繰り返すことのできないこの人生、お一人様一回限り。

  たくさんの感動を味わい、たくさんの感動を創造するには、

  真実と、善きことと、美しいことを見逃さないこと

  真(誠)とは、正義の実行。

  本心良心が発動すること。

  発動した時の言葉や行いを「誠心誠意」という。

  そのとき、心の力は最大化し、人を動かすパワーとなる。

・「人としてこの世に生まれ、

  万物の霊長たる人間として人生を活きるために、

  第一に知らねばならぬことは、

  人間の”いのち”に、生まれながらに与えられた、

  活きる力に対する法則である。」  『運命を拓く』

・「人が人の世のためを本位として活きる時、

  その心の中に卑しい不平不満の火は燃えない。」 『真理のひびき』

・「苦しみが多い、悩みが多い中に生きて、

  心がそれに少しも引きずられないで生きてる時に

  人間の生命の本当の光明というものがある。」  『盛大な人生』

・「運命には二種類ある。

  自分の力ではどうにもしようがない天命と、

  自ら打ち拓くことができる宿命がある」

・「苦労したり、悩んだり、人を憎んだり、恐れたり、悲しんでるとき、

  気持ちいいですか。

  あんな嫌な気持ちなかろう。

  その嫌な気持ちをなぜ心にさせるんだ。

  喜ばせてやれ。しじゅう楽しく考えさせてやれ。

  それが心に対するあなた方の義務だぜ。

  暗かったら窓を開けろ。光がさしてくる。」  『盛大な人生』

・著者

 (1)ヒーローは夜つくられる。毎晩繰り返し潜在意識に定着させる。

 (2)感動体験には、①興奮型感動(ワオ!)、②共感型感動(ジーン、ウルウル)

  共感型感動は、すごいことをやらなくても、できなくても、

  自分の中の真善美のなかの善(愛情)を使うことで誰でも生み出すことができる。

  日常にある真善美にアンテナを立てると目に見える世界が劇的に変わる。

 (3)人は成長するものに感動する。

・「人間は進化と向上という

  偉大な尊厳な宇宙法則を現実化するために

  この世に生まれてきたのである。」  『運命を拓く』

 

■第2章 絶対積極 (Self Produce)

・「晴れてよし、曇りてもよし、富士の山。」 『運命を拓く』

・「この世の中は、苦しいものでも悩ましいものでもない。

  この世は、本質的に楽しい、嬉しい、

  そして調和した美しい世界なのである。」 『運命を拓く』

・著者より

 (1)積極思考とは、

  プラスな出来事もマイナスな出来事も

  どちらも必然のドラマの要素として活用し、

  日常というステージをプロジュース(演出)しながら

  最高の自分自身を演じ切っていくという、絶対的なアプローチだ。

 (2)人は積極的に活きると、

  天より降り注ぐ無限のエネルギーとつながることができる。

  そして、自然や他者との一体感を感じた時、心が震え感動する。

  大自然のエネルギーは、次のように呼ばれている。

  東洋では「気」、 量子力学では「波動」、 物理学では「振動数」

  哲学では「先天の一気」、 映画スターウォーズでは「フォース」

  天風哲学では「宇宙霊」

 (3)プラス思考=前向きな心の使い方

  積極思考=上向きな方向性を思考法

 (4)「六然訓」:中国明の古典

  超然任天

  悠然楽道

 (5) 「我見」→舞台から客席を観る視点

   「離見」→舞台で踊る自分を客の目線で見る

   「離見の見」→舞台の自分と客の自分を完全客観視する

・「どんな場合にも、

  たとえば身に病があろうがなかろうが、

  運命が良かろうが悪かろうが

  その他の人生事情のいかんにかかわらず、

  いつも一切に対してその心の力で

  苦を楽しむ境涯に活きる活き方をすることにある。

  これが第一義的の活き方なのである。」 『運命を拓く』

・「たとえ身に病があっっても

  心まで病ますまい。

  たとえ運命に非なるものがあっても、

  心まで病ますまい。」  『運命を拓く』

・「積極ということは、

  余ほど注意を慎重にしないと

  得てして制約のない楽天主義になる。」

・「自分がこの世に生存している年限というものは

  久遠永劫の宇宙の生命に比較すれば、夢一瞬の短さ。

  遅かれ早かれ、自分も知り合う相手も、

  必ずこの世を去ることになる。

  因縁という不可思議な作用によって結ばれて、

  知り合う仲になった相手を、

  気に食わないとか、こういう欠点があるとかの理由をつけて避難排斥して

  せっかく結ばれた因縁を無にするのではなく、

  清濁併せ呑むという真の積極心で活きることを心しよう。」 『叡智のひびき』

■第3章 本領発揮 (最高の自分を創る)

・著者より

 (1)心に使われると「感情的な人」になり、

  心を使えると「感動的な人」になる。

 (2)心のスクリーンに想像力を応用して描くと

  それが強固な信念になる。

  信念になると、それがいつかは具現化するのが必然の法則。

  ヘブライのソロモン王

  「人の本当の値打ちというものは、

   宝石でもなければ黄金でもない。

   いわんや地位でもなければ名誉でもない。

   ただ、信念の二文字である。」

  ゲーテ

  「凡人というものは、

   何事も信念なく諸事に応接するために、

   自然に不可解な苦しみに悩んで、

   不安な生涯を送ることになる。」

・「他力本願でのみ生活すると

  人間の一番大切な理想というものが断然貫徹しない。」

・「本当の幸福とは、

  自分が感じている、平安の状態をいうのだ。

  幸福は向こうから飛び込んでくるのではない。

  自分の心が、幸福を呼ばなければ幸福は来やしない。

  感じるのは心だ。

  すべてのことを幸福にしてしまおう。」  『運命を拓く』

・「凡人は、何事に対しても

  常に不平や不満を心に持って人生を暗くしている。

  せめて、生きている間は、どんなことがあっても笑っていこう。

  宇宙のエネルギーは、

  歓喜と感謝という感情で通路を拓かれる。

  最大最高の歓喜と感謝は、

  功徳の布施、つまり、喜びのわかちあいから生まれる」

・「明日という日は、永遠に来ない。

  寝て、覚めて、明日になれば、明日は今日になる。

  だから、明日という日は、いくら追いかけても摑まらない。

  だから、悲しければ、明日、悲しもう。

  消極的なものは、ふっといなしてしまえばいい。

  新幹線にまともにぶつかれば粉々になるが、

  瞬間にヒョイっと身をかわせば、新幹線は通り過ぎてしまう。

  消極的なものを自分に入れないと頑張るのではなく、

  相手にしないことだ。」

・「ふたたびは 来らんものを 今日の日は

  ただ、ほがらかに 活きてぞ たのし

  悲しくば あす悲しまめ 今日の日は

  光うるおしく 吾を 照らすを」 『運命を拓く』

■Epilogue 寓話「あなたという贈物」 著者作

・昔々、それははるか昔のことだった。

 あるところに、とても謙虚で心優しい旅人がいた。

 有り余るほどの財産をほとんど使わずに、

 一生懸命に旅を続けていた。

 そんな旅人が、旅の途中で、不思議な哲人に出会った。

 その哲人は思いもかけない話を切り出した。

 あなたの中にある潜勢力という財産を使いなさい。

 そうすれば、きっといいことがある。

 旅人は戸惑ったが、哲人の語る不思議な物語に次第に惹きつけられていった。

 哲人と一緒に旅を続ける中で、体験する一つ一つのシーンが

 心の奥底の懐かしさを呼び起こした。

 欲を捨てるな、炎と燃やせ。

 その言葉の意味するところを知ったとき 

 かつて経験したことのない感動が旅人の心の奥底から湧き上がってきた。

 そして、旅人は自分の中にある有り余るほどの財産を知った。

 お礼を言おうと思い哲人を探してみたがいつのまにか煙のように消え去っていた。

 旅人は、自分の財産を旅の途中で出逢った他の旅人に分かち合いはじめた。

 旅人は、たくさんの人から感謝されるようになった。

 いいえ、どういたしまして。私はただ、頂いた贈物を差し上げただけですよ。

 それが不思議な贈物で、差し上げても差し上げても減らないんです。

 そうそう、私自身が贈物だって気づいたんです。

 だって、この命、お金を払って買ったものじゃないですから・・・

 旅人は、世を照らす灯台になっていた。

中村天風 もっと強くなれ、必ずそうなれる!   清水榮一著

「お前たち、この川を見るがよい。

 この大河は、お前たちが生まれる前から、

 また、お前たちが死んだ後も、

 ずっと変わらずに流れていよう。

 しかし、もっとよく見なさい。

 この川の水の流れは。片ときも同じ水ではない。

 このように一つの川にしても

 変わらぬものと変わるものとがある。

 この変わらぬものと変わるものの道理さえわかれば

 30年はおろか、300年先も見通すことができるのだ。」

 

世の中のもめごと、争いごとというのは、たいてい、自分というものが心や体に使われているから起こるのである。

 

自分を磨くためには、自分の不出来に気がついた時、悔んだり言い訳せずに、すぐに改めることである。

天風師いわく、「そうだと気づいたときがあなたのバースデイです。

そのときは、早すぎもしないし、遅すぎもしない。」

成功の実現  中村天風著

【誓詞】

 今日一日

 怒らず、恐れず、悲しまず

 正直 親切 愉快に

 力と 勇気と 信念とをもって

 自己の人生に対する責務を果たし

 恒に平和と愛とを失わざる

 立派な人間として生きることを

 厳かに(おごそかに)誓います

 

【観念要素の更改】

 寝る前と朝起きた時、3秒でできる潜在意識の書き換え法で

 天風先生が実践して効果があった方法

 ー鏡暗示法ー

 ・寝る前に、鏡に映る自分の眉間を見ながら

  「お前は、信念が強くなる」 と言う

 ・起床後に、鏡に映る自分の眉間を見ながら

  「今日は、俺は、信念が強いぞ」 と言う

 ・昼間

  「俺は、信念が強いんだ」 と言う

 

■「力」の編

第一章 人生礼讃

・「そもそも人間とは、幸福でありうるものか、否か」

 「人というものは、健康や運命に対して強いものか、否か」

 ということを、皆さんは考えたことはありますか?

・幸福なんてものは、一つの想像のようなもので、

 なかなか思うように我がものにならない。

 幸福になりたい、幸福でありたいと考えながら、

 棚の上のものを下に降ろすようなわけにはいかない、

 と断定をしている人が多い。

・生存競争が激しく、一時半時も心がくつろげない。

 「一体何に追っかけられてるんだ?」

 「何を追っかけてるんだ?」

 と聞いてもはっきり答えられないほど、

 ただもう何となくあくせくと滅茶苦茶な人生に生きて、

 とてものどかな人生などというものは、想像するだけで、

 現実に味わえずに生きている人が多い。

・一日の仕事を終えて自分の居間、書斎、寝室に帰ったときに

 「あーあ、今日も無事に生きててありがたい、

  また、あしたもこんな気持ちで・・・」

 なんていう尊い気持ちを持った人はなく

 「なんて忙しいんだろう。」と言って寝床に入ってもおちおち寝れないで

 あれをこう、あれをどうというふうに考えきっている。

 安眠どころか、トロトロっと寝たかと思うと、また目を覚まさなければならず、

 目が覚めれば、また馬車馬みたいにあくせく、

 因果なもんだなあと考えている人が多くないかい?

 人間というものは、終生、生きてる限りは、

 生活苦と闘うためにこの世に出てきたもんだとか、

 もうそれ以上の何ものでもないように断定しちまってるんだ。

 

・「心身統一法」

  健康と運命とを完全にする「生命要素」というものをつくることを

  その根幹としている。

  「生命要素」とは、健康と運命を両立的に完成するのに必要な「生命の力」

第二章 真の積極(せきぎょく)

・「積極的精神をつくる心得」

 第一の準備

  できるだけ自分の心を強く持つ努力をすること

  自分は万物の霊長たる人間なんだから

  その人間の生命には、今まで気がつかなかったけれど

  生まれながら与えられた天賦の積極的精神がある。

 第二の準備

  健康、運命、どんな些細な人事、世事に対して

  「今、現在の自分の心は積極的か、消極的か」ということを

  厳格に第三者の心になって、常に検討することが必要。

  己の心の中にあるものは、己の心を明るく朗らかにするもののみ、

  という心がけが必要。

  自分の現在考えている事柄を、同情、批判を乗り越えて、

  積極か、消極かということを断定することだ。

  それで少しでも消極的と思ったら

  颯爽たる勇気をもってそれを心の中から追い出してしまうこと。

 第三の準備

  ほかの人の言葉や行動のなかの消極的なものに自分の心を同化せしめないこと。

 第四の準備

  取り越し苦労をしないこと

  「さしあたる事柄のみをただ思え。過去は及ばず、未来は知られず」

  「心は現在を要す、過ぎたるは逐う(おう)べからず、

   来たらざるは向かうべからず」

  あれがああなったら、これがこうなって、これがこうなったら

  ああなりゃしないか、というように自分の気持ちを苦労と同居せしめて、

  しどろもどろの人がずいぶん世の中に多い。

  取り越し苦労をすると自分の命を削る大きな損害が来るんだとしっておかれたい。

 第四の準備

  どんな時にでも本心良心にもとった言葉や行いは断然しないこと

  本心良心と異なるとやましい観念のために心の力は常に委縮してしまう。

  本心良心にもとりさえしなかったら、

  自分の仕事に対して情熱の炎がえんえんと燃えるであろうし、

  常にその気持ちにムラというものがないことになる。

 第五の準備

  絶対に、消極的、否定的な言葉は口から出さないこと。

  悲観的な言葉なんか、断然もう自分の言葉の中にはないんだ

  と考えるくらいな厳格さを持っていなければ駄目だ。

  そこで、第一の手段は

  不平不満は口にしないこと

  お前の生き方に誤りがあるぞと自覚を促すために

  病なり不運なりが与えられたらこれは大きな恵みだ。

  それを考えたら、恨みどころか

  感謝にふりかえ喜びで誤りを是正する方へと

  自分の心を積極的に振り向けることが一番必要でしょう。

  悔んだり、嘆いたり、心を弱くする暇があるんなら、

  本来の積極的方面に心を振り向きかえる。

  結局、自分の心のおきどころひとつなんだ、人生は。

  うまくいかない時でも、「俺は運が悪いなあ」と思わないで

  「ああ、何か俺の心構えなり、方法なりに大きな間違いがあったのを

  こういう結果になって天が教えてくれているんだなあ」と考えなさい。

  「どこかに俺の筋道の違っているところがあるんだなあ。

  ああ、ありがたいことだ。

  このままつぶれてしまっても仕方ないのに、

  とにかく、生かしておいてくだされた。

  また盛り返すこともあるわい」と

第三章 悟入転生(ごにゅうてんせい)ー天風自伝

■「勇気」の編

第四章 恬淡明朗

第五章 より強く、逞しく

第六章 もはや何ものも恐れず

■「信念」の編

第七章 新天地を拓く(きりひらく)

第八章 幸福の醍醐味

第九章 大いなる我が生命の力

第十章 成功の実現

神社のおみくじ「吉」  1月30日 春日神社

 

 

「真」

「真」心をもって人に尽くそう。

縁の下の力持ちを貫けばあなたの人徳も高まり、後の恵みも期待できます。

目立つことが主役ではない。

自分の力を発揮し尽くすことこそが「真」の主役です。

 

仕事

・今までの努力が周りから認められる絶好の機会

学業

・新しい文房具で心機一転前進できるでしょう。

金運

・投資やギャンブルよりも今は節約に力を入れる

旅行

・海や川など水の見える場所に向かうと良い

その他

・花の香りや生花を飾ることで運気上昇

 

七福神のお守り 「大黒天」

・「生産と販売」の御神徳で、

 営業繁栄、商売繁昌はんじょう、五穀豊穣として

 古くから信仰を集めている。